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関谷都さん（OL）

いつ、どのようにわたしはイエスを自分の救い主として受け入れたのか？

そんな私を主が取り扱われられた最初の事は、私を海外へ派遣し、キリスト教関係の学校で日本語の先生のお手伝いをするインターンシップとして働くことでした。ハワイの学校で働くことは私にとっては夢でしたので、その道が開けた時には一生ハワイに住む位のつもりでいました。そこはプリスクール、日本で言う保育園児童から８ｔｈグレイドの中学２年生までの一貫教育の私立の学校です。最初その働く学校がミッション系の学校と聞いた時、正直私は生理的に「嫌だっっ！！」と背筋が凍りつく思いでした。そんなところに派遣されたらキリスト教を勧められそうだし伝道されてしまう！という非常に嫌な妙な恐れがありました。でも、希望していたハワイの地へせっかく派遣されたのだから、キリスト教に関しては自分さえしっかりしていれば大丈夫！という思いを硬く持ちこの話を受けることにしまし、2003年5月、日本を飛び立ちました。

ハワイで勤めだしてからは私が考えていたような勧誘はなく、むしろ毎日が楽しくて楽しくてたまりませんでした。このハワイでの約１年半の時が、今までの私の人生の中で一番充実し満たされ輝いていたように思います。

ここで働く先生方は当然皆がクリスチャンでした。また私は日本語の先生のお手伝いのほかにプリスクールでヘルパーを務めました。子供たちがかわいくてたまりませんでした。毎日先生が子供たちの前で聖書の絵本を読むのです。私は毎日それを後ろで聞いていました。毎日毎日聞いているうちに疑問がわいてきました。「キリスト教ってどんな宗教なんだろう？」と。今まで毛嫌いしていたけれども、これだけアメリカに、いいえ世界中に広まっていて、多くの人が魅せられてしまうそのキリスト教の魅力っていったい何なんだろう？その魅力はどこにあるんだろう？人々はキリスト教のいったい何にとらわれてしまうんだろう・・・と。その質問をそのプリスクールの先生にぶつけてみました。「先生、キリスト教っていったいどんな宗教なんですか？」するとその先生は私に、質問があったら何でも聞くようにといい英語と日本語の対訳の新約聖書をくれました。そしてソノ言葉を待っていたと言いながら神様に祈り感謝をささげていました。私にはそれが何の感謝だか、その時には知る由もありませんでした、が、今になれば痛いほどその先生の気持ちが良くわかります。そして私はその時を初めに少しずつ聖書を読み始めるようになりました。それが聖書に触れた第一歩でした。読み進めてはいったものの、読めば読むほど意味が分からないことばかりでした。ただ、私は仏教の世界も一から学びたいと思っていたくらいですから、道徳的な事にとても興味があったので、そういった事が書かれている部分はすごく共感できました。ただ、分からなかったのがイエスキリストというお方でした。私の知識の中では十字架の上でなくなられた方、という知識しかありませんでした。プリスクールの色々なところにもイエス様の絵などが飾ってあるのですが、それを見る度に「いったいこの人は何者なんだろう？」「いったい何をしてこんなに崇拝されている人なんだろう？」そしてまた、聖書の中のイエス様のセリフの内容を見て「なんでこの人はこんなに皆んなに偉そうに物を言うんだろう？」「この人はいったい誰なんだろう？」と思っていました。そして私がこのキリスト教に対して一番最初に思ったことは、なんと排他的な宗教なんだろう、という事でした。よく聖書を読むと癒される、とか、人生の羅針盤だ、とか聞きますが、いったいこれのどこが？私にはすごく自分勝手で無理難題ばかりを私たちに押し付けているようにしか聞こえませんでした。そしてまるで頭を押さえつけられているように感じられてなりませんでした。次から次へと疑問がわいてきて、聞きたいこと知りたいことばかりでした。この聖書という書物が、私が幼い頃から抱いてきた罪意識、周りの人や家族に持つ心の中は違うのに人には平気でお世辞を言う、そのような汚いものにまでも解決方法があるのだろうか、と思いました。（3ページへ続く）

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