関谷都さん(OL)

主イエス・キリストを信じ受け入れてから、私の生活はどのように変えられたか?

しかし、そのことが解決してもまだ、バプテスマについては私の心は動きませんでした。なぜバプテスマを受けている人と、まだ受けていない人の区別をするのか、私にはそれが差別に思えてなりませんでした。私にとっては信仰告白が一番大きなステップでした。また救いとバプテスマは関係ない、と言いながら実際は目に見える形のところはハッキリとした区別が紛れもなくありました。私にはそれが耐えられませんでした。主の十字架を信じているにもかかわらず、バプテスマを受けていないという事で私は何年経っても、どんなに長く経堂集会に寄せていただいても、ただのゲストでしかありませんでした。ゲストということはお客様ということ。そのように一線を引かれて扱われるのが本当に本当に堪えがたく、集会に集うことはある意味私にとって苦痛と屈辱でしかありませんでした。でも、本当は皆さんがうらやましかった。一緒に仕事をし奉仕をし、姉妹達は食事を作ったり片づけをしたり、兄弟達は一緒に椅子を並べたり会場設定をしたり、キャンプの時や特別伝道集会等の時には一緒に歌を歌ったり練習をしたり・・・。そういう一緒に奉仕をしていく事でますます兄弟姉妹は仲良くなり、私は蚊帳の外、いつまでたっても中に入れずにいました。こんなに長く経堂集会に集わせていただいていても、私は中に入ることはできませんでした。仲間はずれにされているような思いだけが日に日につのっていくばかりでした。それがうらやましく妬ましくまた悲しい思いが心を覆っていました。後から導かれて入ってくる人々が信仰をもちバプテスマを受け、仲間に加わり仲良くなっていきました。また結婚によってこの集会に加えられた方々も新しい兄弟姉妹の仲間にもかかわらず、どんどん仲良くなっていくのを目の当たりにして見ていました。また兄弟姉妹の家族というだけで、クリスチャンでなくても受け入れられていく事が、私にはうらやましく妬ましく思えました。こんなにも長く集っていながら私はその仲間に入れてもらえない、そんな自分が情けなく惨めで惨めでたまりませんでした。そんな思いをずっと何年間も抱えながら、私の心は頑なになっていく一方でした。自分が仲間に入れてもらえないと感じる事を、目に見える形での家族になれない事を経堂集会のせいにしていたのではないかと思います。そうする事でしか自分を保てなかったのかもしれません。それほどにギリギリの所で歩いていたのかもしれません。バプテスマの夢をあきらめ切れなかったのは私、経堂集会を拒み続けていたのも私自身、だけれども、本当は誰よりもその家族に加えられたかったのも私自身だったのです。どんなにか仲間になりたかったことでしょう。どんなにか早く兄弟姉妹になって皆さんと目に見える形での家族になって一緒に奉仕をしたり分かち合ったり交わったりしたかったでしょう。経堂集会の方々は私が初めてここに足を踏み入れた時からそれを望んで下さっていました。拒んでいたのは私ですが、でも本当の本当の心の奥底では、それを一番望んでいたのは誰よりも私自身だったのです。角のあるようにとがって見えていた私かもしれません。しかしその心の奥底は本当は家族の一員に加えられる事を誰よりも願っていた私だったのです。だから、今日この日を迎えられる事を、皆さんの前で証しし、今日この経堂集会に加えられる事を本当に心から感謝いたします。主がここまで私を見捨てずに導いてくださいました。こんな喜びがあるでしょうか。2005年夏に信仰告白をしてから5年かかかってやっとこの場所にたどり着くことが出来ました。こんなどうしようもない私を愛してくださり待ってくださった主に本当に心から感謝いたします。また、いつも憎まれ口ばかりを言う私を心の中では握りこぶしを作っていた方も居るかもしれません、が、それも全て受け入れ待っていてそしてこのような私を歓迎して家族の一員としてくださる経堂集会の兄弟姉妹お一人お一人に本当に心から感謝いたします。 (13ページへ続く)

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